平成16年「通信利用動向調査」考察
総務省のHPで、平成16年「通信利用動向調査」の結果が公開されている。細かい数字は調査結果のPDFを見てもらうのが一番だと思うが、ちょっと意外に思ったのがIP電話の普及率。
約6500万人のPCからのインターネット利用者が居て、ブロードバンド回線の世帯普及率62.0%と比較してIP電話の世帯普及率は12.7%。Yahoo!BBは契約しているけどBBPhoneは契約していないと言う人が約8割居るということか。この層はおいしい。なにがってSkypeの潜在ユーザとして有力だ。ブロードバンド回線+IP電話をセットで申し込んでいる人が多いと思っていたのでこの結果はSkypeにとっては朗報だろう。また調査結果を良く見ていると「世帯」と「人数」が違う点に気がつく。携帯電話が普及したときにOneToOneという言葉が流行ったりしたが、Skypeの利用形態を考えると一家に一台というよりは個人に一アカウントと考えるほうが自然かもしれない。これもSkypeの普及には一役買っていると思われる。 しかし気になるのは、IP電話導入により電話料金の削減効果が有ったと答えた人がIP電話を持っている人のうち半分以下という調査結果になっている事だ。同一プロバイダ間では通話料が無料だったり長距離では断然安いはずのIP電話がこうも削減効果が無かった…という結果なのは何故だろうか?
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