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// Sigmarion III で Skype を
//                           2005.10.15版

1. 準備するもの
 1)Skype のサイトから
  Skype for PPC 1.2 Beta Version(XScale)

 2)hou_mingさんのサイトから
  (1)wceload Extension tool V1.0
  (2)Executabilty Check tool V1.03
  (3)ダミーDll(H/PC2000以降用)

 3)ここから
  sigskype03.zip

2. 手順
 1)Skypeを母艦からインストール
  → バージョンが違うためインストールできないと思いますが、
    C:\Program Files\Microsoft ActiveSync\Skype for Pocket PC
   の下に SkypeForPocketPC.CAB が出来ているのでそれを
   sigIIIにコピー
 2)wceload Extensionを起動して、バージョンチェックを無効にする
 3)SkypeForPocketPC.CAB をインストール
 3)ダミーDllを \windows へでもコピー
 4)aygskype.dll を Skype をインストールしたフォルダにコピー
 5)Executabilty Check toolでSkype.exeを開き、
  DLLの一覧から AYGSHELL.dll を aygskype.dll に書き換え
         coredll.dll を coreskp.dll に書き換え

3. 技術的な話…
 PPCのアプリをHPCで動かす場合、
 hou_mingさんのダミーDllを入れると動く場合が多いのですが、
 Skypeはそれだけでは動かなかったりします。

 というのは、Skypeがhou_mingさんのダミーDllに用意されていないAPIを
 使っているからな様です。

  Skype ->× AYGSHELL.dll
      APIが足りない

 ということは、足りないAPIを用意してやれば良いだろうって事で、

  Skype -> aygskype.dll -> AYGSHELL.dll

 という感じで足りない部分だけaygsskype.dllで用意して、
 AYGSHELL.dllに有る部分はAYGSHELL.dllを呼び出しています。

 hou_mingさんにメルしてみたところ、ダミーDLLの改良中との事で、
 そのうち aygskype.dll は不要に成るかもしれません。
 (っていうかなって欲しい…)

 また、Skype for PPC は音声の入出力デバイスを16Khz/16bitで、
 オープンしようとしますが、SigIIIはサポート出力はOKなのですが、
 入力側が16Khzをサポートしていません。
 で、APIの呼び出し時に8Khzにごまかして内部的に16Khzへアップサンプリング
 しています。
 も・ち・ろ・ん、22Khzとかでサンプリングしてダウンサンプリングする方が
 音質は良いのですが8Khz→16khzに比べ、22Khz→16Khzはとっても面倒なので、
 取りあえずはこのままで。

4.その他
  このソフトの著作権は、作者(rゆ)が保持します。
  このプログラムはフリーソフトです。このソフトの利用、複製、再配布(転載)は
  内容の改変等が無い限り無料で自由に行うことができます。
  このプログラムの使用による、いかなる損害に対しても、作者は責任を負いません。
  利用は個人の責任でお願いします。
  が、動作報告とか貰えたら喜びます(w
  ソース欲しい人はご連絡ください。

5.注意点
  ・一回通話すると二回目通話できません。
   ちょっと改善した…ような
  ・メニューのアイコンが出ません
  ・通知が出ません

6.履歴
  2005/09/28 初版作成
  2005/10/09 通話できるように
  2005/10/15
   ・XScale版対応
   ・背景ビットマップ追加
   ・変なフォルダが出来ないように対応
   ・2度目の通話対応(不完全)